越境ECに挑戦した理由とは!?専業主婦が収入を得るまでのリアルストーリー #2
専業主婦として日々家事や育児に追われる中で、夫も家族と一緒に過ごせる時間が増えてほしいと考えるようになりました。
そのためには「自分にももっとできることがあるのでは?」と思う瞬間が増えてきました。0歳の息子がいる環境で家にいながらできる仕事を模索していた私が、選んだのが越境ECという新しい挑戦です。自分の棚卸をしたことによって今までの経験と強みを活かすことができると考えています。今回のブログでは、私がなぜ専業主婦という立場から越境ECに挑戦したのか、その背景と理由をお話ししたいと思います。
越境ECとは
国境を越えて商品やサービスをインターネットを通じて販売するビジネスモデルのことです。具体的には、ある国の企業や個人が、海外の消費者に対してオンラインで商品を販売することを指します。
夫の体調不良
今の我が家は夫が睡眠時間を削って働いている状況です。このままだと体がもたないよねとずっと問題視はしていました。2024年10月、ついに精神的負担からパニック発作が出て1週間働くことができなくなりました。
夫は自営業なのですぐに仕事を減らすなどできずに周りの方に助けてもらいながらなんとかその場をしのいでいいる状況です。一方の私は今年の4月に出産して育児に加えて夫のサポートもあり働きに出ることは難しい状況でした。
それでもこのままではいけないという危機感から今できることをしようと考えるようになりました。
棚卸で見えた長所と実績
今の自分に何ができるのか、何が向いているのかを考えるために「自分の棚卸」をしました。
「自分の棚卸(たなおろし)」とは、自分自身の強みや経験、スキル、実績などを整理し、見直す作業のことを指します。これは、自己分析や自己評価とも言えます。具体的には、過去にどんな仕事をしてきたのか、どんなスキルを持っているのか、自分がどんなことに強みを発揮できるのかを振り返り、整理することです。
たとえば、自分がこれまでに成功したプロジェクト、身につけた資格、得意な仕事のスタイルや人間関係の築き方などを整理して、今後のキャリアやライフスタイルにどう活かしていくかを考えるのです。
私はカスタマーサービス、物流、海外営業、Amazon ECの経験があることで物販に向いているという結論になりました。また商品登録や日々の販売実績管理などひたすらパソコンと向き合って一人でコツコツ作業することが得意だということにも気づきました。
越境ECを選んだ理由
ではなぜ国内ではなく海外なのか。
1つ目は海外経験があること
大学では英語や国際文化を学んでおり海外に興味があったこと、実際に海外に行ったり会社員時代に海外販売の経験があることが越境ECを選んだ大きな理由の一つです。
もう一つは参入障壁の高さです。
海外に商品を販売するということや、国内で一般的に使われていない海外のオンラインプラットフォームを利用することは、多くの人にとって未知の世界に感じられるかもしれません。また、英語が必須となることが多いため、英語に苦手意識がある方には大きなストレスとなることもあります。国内のメルカリやヤフオクでの販売と比べて、越境ECは一見、難易度が高く感じられるでしょう。そのため、最初は「自分には無理かもしれない」と思ってしまうこともあるかもしれません。
これらの理由から、自分の経験・強みを活かせてライバルが比較的に少ない市場は越境ECであると考えました。
Shopeeを選んだ理由
越境ECの中でも「Shopee」を選んだ理由については4点あります。
- 東南アジアに行ったり、取引をしたことがある
- 経済成長と人口増加
- メイドインジャパンの信頼
- 2020年にShopeeジャパン設立
1つ目は大学生時代に東南アジアに何度か行った経験があることです。首都や観光地だけではなく山奥でボランティア活動をしたり語学留学で1か月滞在してインフラの弱さや貧困の格差もしっています。また日本人を温かく迎え入れてくれる国であることも知っています。また、会社員時代は東南アジアとの取引が多かったので私の中で東南アジアは身近な国なのです。
2つ目の理由として、東南アジアの経済成長と人口増加が挙げられます。近年、東南アジア諸国は急速に経済成長を遂げており、特に若年層の人口が多いことが大きな特徴です。日本と比較すると、東南アジアの多くの国々はまだ発展途上にありますが、それゆえに成長の余地は非常に大きいといえます。都市化が進み、中間層が拡大していることで、消費市場が急速に拡大しています。特にインターネットの普及により、オンラインショッピングの需要が急増し、越境ECの成長に繋がっています。
日本は少子高齢化が進み、市場の縮小が予測される中で、今後の成長を見込める市場としては、東南アジアに目を向けることが重要だと考えています。東南アジアの若年層はデジタルネイティブであり、オンラインでの買い物に非常に親しみがあります。そのため、越境ECを通じて日本の商品を販売することは、今後ますます大きなビジネスチャンスとなるでしょう。
3つ目は、日本製の信頼性が越境ECにおける大きな強みとなります。少し高価でも「日本製」を選ぶ消費者は多いと感じています。特に東南アジア市場では、日本製品に対して非常に高い信頼が寄せられています。日本製の製品は品質が良く、耐久性や安全性に優れているというイメージが根強くあります。これは、日本が東南アジアのインフラ整備に積極的に関わってきた背景が影響していると考えられます。日本の技術や製品は、現地の人々にとって信頼の象徴となり、特に家電や化粧品、食品、医薬品などのカテゴリーで高い需要があります。
さらに、日本の製品は丁寧な製造過程や、細やかな品質管理が特徴であり、その品質基準が海外でも評価されています。これにより、日本製品は「安心・安全」といった価値を提供できるため、特に品質を重視する消費者に強くアピールすることができます。このようなブランド力を活かすことができれば、越境EC市場での競争優位性を築くことができるでしょう。
最後にShopee Japanが2020年に設立されたばかりであることは、競合が比較的少ないという大きなメリットがあります。日本市場への進出がまだ始まったばかりのため、他の大手オンラインマーケットプレイスと比べて、競争が激しくなく、より多くのチャンスが残されています。これから市場が成長する中で、早期に参入することで、競争優位性を築きやすくなります。
日本市場においては、まだShopeeを利用した越境ECに取り組んでいる事業者が少ないため、特に日本の商品を扱うセラーには、大きな注目を集めやすい状況です。さらに、Shopeeは低コストで出店でき、サポートも充実しているため、競争が激しくない今のうちにシェアを獲得できる可能性が高いと言えます。このような状況下で、早期に市場に参入し、ブランドを確立することができれば、今後の成長において他の競合と差をつけることができると考えています。
以上がShopeeを始めるまでの経緯と理由でした!
私がこれからShopeeで成功するのかあきらめてしまうのか。。。見守っていただけると嬉しいです!